双葉町町内会の和太鼓サークル「龍双会」 敬老会で初演奏 苫小牧

双葉町町内会の和太鼓サークル「龍双会」 敬老会で初演奏 苫小牧
力強いばちさばきを披露する龍双会のメンバーら

 苫小牧市双葉町町内会の和太鼓サークル「龍双会」が8日、同町内会の敬老祝賀会で、演奏を初披露した。メンバーは町内在住の60~80代の女性8人。昨年12月から苫小牧創作芸能研究会「樽前ばやし」(小坂龍三郎太鼓長)の指導の下、地道に練習を重ねてきた。約90人が見守る中、会場に勇壮な和太鼓の音を響かせ、温かい歓声を浴びていた。

 昨年11月、同町内会の創立50周年記念式典で樽前ばやしが披露した演奏に聞きほれたというメンバー最年長の今井アツ子さん(89)。「私が今から始めて遅くないかしら」と、太鼓長の小坂さん(48)に指導をお願いしたのがサークル発足のきっかけだった。

 他にも「習いたい」と名乗り出る住民がいたため、同12月に樽前ばやしの太鼓を持ち込み、町総合福祉会館で小坂さんが体験教室を開催。今井さんらの熱意に押され、今年1月から月2回の指導を受けることになった。

 当初の目標は、7月27日に行われる夏祭りでの演奏初披露。素人ばかりだったが、全員がばちを買いそろえ町内会所有の太鼓で自主練習を重ねた。自宅で座布団などを太鼓に見立ててたたき、技能向上に励むメンバーもいたという。

 サークル名も本番数週間前に決まり、準備万端だったが祭り当日の大雨で急きょ中止に。メンバーの一人、丹野由紀子さん(69)は「暗譜するぐらい練習したから、とてもショックだった」と振り返る。それでも、町内のホテルで開かれる敬老祝賀会でお披露目するチャンスが巡ってきた。

 8日、そろいの赤い法被姿で小坂さんらと一緒に舞台に立った龍双会のメンバー。息を合わせ、太平洋の勇壮な海を表現した樽前ばやしのオリジナル曲など2曲を熱演。たくさんの拍手を浴び、アンコールにも応えた。

 目の前で演奏を聴いた同町の江川豊さん(85)は「素晴らしかった。1年足らずで、これだけ上達するには大変な苦労があったはず」と感激していた。

 大太鼓をたたき切った今井さんは「正直、ここまでやれるとは思ってもいなかった。みんなが一生懸命だったので、ここまでできた」と笑顔を見せた。

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