白老町竹浦在住のアーティスト・デザイナーの石川大峰さん(44)による光のインスタレーション(空間を使ったアート作品)が15日から、旧竹浦小学校の校庭で披露される。
町民有志による同実行委員会主催。竹浦地区町内会連合会が後援。2024年度白老町みんなの基金事業の一環。
同校校門から校舎まで続く小道「竹浦アートプロムナード」に774個の電球をつるす。29日までの15日間、各日午後5時から8時半まで点灯し、光の空間を演出する。今年は音響の演出も加えるという。
15、16両日午後4~9時は小道付近で「満月夜市」を開き、町内や近郊の飲食、雑貨店の露店が並ぶ。町竹浦地区の児童による合唱など計11組のステージイベントも展開する。
17日以降は、展覧会「774の光望」として作品を展示。最終日の29日午前9時からは、会場と周辺のごみ拾いを行う。
16年に札幌市から家族で移住し、育児の傍らアート制作を手掛ける石川さんは「竹浦出身者や竹浦小卒業生、関心のある人にぜひ見てもらいたい」と呼び掛けている。
入場無料。町大町の書店またたび文庫に募金箱を設置し、取り組みを支援する寄付を500円以上した人にオリジナルステッカーを進呈する。
旧竹浦小は1888年、敷生村古丹(現白老町竹浦)にかやぶき土間の校舎で開校、1928年に現在地に移った。64年に改築した校舎の老朽化で2015年、約500メートル東側の旧竹浦中学校跡に移転した。

















