苫小牧市美術博物館で14日、企画展「いのちと自然の造形譚(ものがたり)」が開幕する。幅広い年代の鑑賞を促すため「こどもとおとなの美術展」と題し、動植物や人の「生命」を表現する絵画や彫刻、工芸など約100点を集めた。11月24日まで。
展示は(1)語り出す、動植物と自然(2)人とその気配(3)音をイメージする(4)浮かび上がる、夢とまぼろし(5)光と影に感じる―の全5章で構成。
同展のPRチラシに掲載した油彩画「夏の朝」の町田徹哉さん、道展会員で5月に88歳で日本画の個展を開いた馬場静子さんなど、半数以上を地元ゆかりの作家でそろえた。この他、石彫の第一人者とされる舟越保武さんの「ANNA」、その息子で3月に72歳で亡くなった彫刻家舟越桂さんの「そこだけの冬」、桂さんと親交があった三沢厚彦さんの「Animal2017―05」など立体的な作品も充実させている。
来場者の発想を刺激する問い掛けを展示室の随所にちりばめ、鑑賞しながら自分なりの「ものがたり」を紡いでもらう試みや、絵画の世界に入り込むような感覚を味わえる作品もある。一部の作品には、同館の子ども広報部「びとこま」が取材して書き上げた紹介カードが付き、数量限定で無料配布する。
企画を担当した細矢久人学芸員は「想像力を働かせて、鑑賞者なりのストーリーを感じてもらえたら」と話している。
16、21日には細矢学芸員のギャラリートークを行う。いずれも午前11時と午後2時の2回、各30分。定員は各20人。当日の観覧券があれば参加無料。23日午後1時半~同3時半には、昆虫標本をスケッチするワークショップを同館研修室で開催する。参加無料。先着10人で要予約。
観覧券は一般300円、高校・大学生200円、中学生以下無料。申し込み、問い合わせは同館 電話0144(35)2550。
















