自身の興味を広げたり目標を実現したりしようと活動する苫小牧市の小学生や高校生を支援する教育イベント「生きる力アカデミー」の発表会が7日、市高砂町の正光寺で開かれた。子どもたちが「森の中にツリーハウスを建てたい」「将来、南極に行きたい」などの目標に向けて計画を立て、実行した中で学んだことを発表した。
教育イベントは、市内の個人事業主や中学校教員、大学生ら4人が中心となって進める市民有志の活動。「やってみたい」という自主性を尊重し、子ども自身が考え、調べ、行動する学びを実践する場として3月に始めた。
活動には25人が参加。個人やグループで計11のプロジェクトを掲げ、実現に向けて月1回の集まりや自主活動を重ねてきた。
発表会には有志や保護者、地域住民など約40人が参加。「ツリーハウスを建てたい」という目標を立てた小学生チームは、市内のNPO法人が所有する森にツリーハウスを設置する準備を進めていることを説明。木材を扱う練習として作った動物の置物や小物入れなどを見せ、「地面が固くなる冬になる前に、土台を作りたい」と述べた。南極に行く資金を集めるため、読書好きを生かして有料選書サービスを始めたり、虫嫌いな人にも虫の魅力を知ってもらうため、捕まえた虫を売る店を限定的に開いたりした小学生もいた。
高校生たちは、ヤングケアラーの啓発や、樽前小学校の旧校舎でイベントを開いたことを発表した。
南極行きを目指す市内の小学6年生幅田智樹さん(11)は「プロジェクトを進めるのはとても楽しい。南極に少し近づいた気がするし、本の良さを広げることにもつながると思う」と語った。
学びの場を設けた有志の1人、小金澤綾美さんは「子どもたちの成長の早さを実感した。成功だけではなく、失敗や葛藤も力になったのでは」と語った。
















