ヤクルト 青木「幸せな野球人生」

ヤクルト 青木「幸せな野球人生」
引退会見で涙を流すヤクルトの青木=13日、東京都港区

 日本選手の歴代5位に相当する日米通算2723安打を記録したヤクルトの青木宣親外野手(42)が13日、東京都内の球団事務所で記者会見し、今季限りでの現役引退を表明した。スーツ姿で臨み、「本当に幸せな野球人生だった。やり残したことがない状況で、現役を終えることができる」と、晴れやかな表情で語った。

 球界野手最年長として迎えたプロ21年目の今季は、61試合の出場で打率1割9分2厘。若い丸山和や岩田らの台頭もあり、出番は減った。青木は「自分のパフォーマンスが出せなかった。今年の成績を見て、後輩たちに示しがつかないというのもあった。若い子の成長も感じた」などと引退の理由を挙げた。

 花束贈呈では、目をかけてきた村上と山田がユニホーム姿で登場。村上が涙ながらに「今、いい野球人生、いい人生を歩めているのはノリさん(青木)に出会ったおかげです」とはなむけの言葉を贈り、青木がもらい泣きする場面もあった。

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