一般社団法人伝筆協会(東京)の侑季蒼葉代表理事(63)は12日、むかわ町の鵡川中央小学校で開かれた放課後子ども教室で、児童約20人に伝筆(つてふで)の指導を行った。作品は能登半島地震の被災者に送る計画で、同協会の指導者2人とともに書き方のこつを教えた。
侑季代表理事は、七つのこつを活用して誰でも書けるユニークで温かい筆文字「伝筆」の創始者。2018年9月の胆振東部地震後、町を何度も訪れ、寄付も行っている。同教室での指導は初めて。直筆で「夢叶う」と「心を強く」の2作品を書き上げ、黒板に貼った。
侑季代表理事らからこつを学んだ児童たちは、「あしたも笑顔」や「ゆっくりと歩こう」など、各自で考えた励ましの言葉をユニークな筆文字で表現した。
31枚のハガキに書かれた作品は、石川県七尾市に送られるという。侑季代表理事は「子どもたちの感性は素晴らしい。力強い文字で思いを伝えている」と話した。

















