学校法人京都育英館(京都市、松尾英孝理事長)が、白老町緑丘で運営する北海道栄高校(木村匡宏校長)を、同じく同法人が運営する苫小牧市錦西町の北洋大学(奥村訓代学長)キャンパスに移転する方針を両校の職員に伝えていたことが、14日までに明らかになった。早ければ2025年9月に移す考えで、17日に苫小牧市や白老町、保護者らに説明する予定だ。
複数の学校関係者によると、8月下旬に同法人が両校の職員に、移転の方針を説明。栄高校で施設の老朽化が進んでいたことや、同法人内で高大連携の教育体制を整えることが理由。移転先となる北洋大では、旧短大棟などの既存施設を改修し、高校施設として使う方針という。
松尾理事長は、苫小牧民報の取材に対し「保護者に十分な説明をした上で決めることになる」と前置きしつつ「高校の校舎は(建築から)もう60年。雨漏りもしていて不都合も多い。将来を考えれば、苫小牧に移転して環境を変えた方が良い、という話にはなっている」と述べた。
17日に松尾理事長が各自治体に説明した上、保護者への説明会を開く予定だが、生徒や地域に与える影響も大きく、紆余(うよ)曲折も予想される。同法人はこれまでも移転方針を示唆し、いよいよ具体化する格好だが、白老町の大黒克已副町長は「影響は大きく、引き留めることになるだろう」と話す。
栄高校は1964年4月、北海道日本大学高校として開校。87年に日大との提携解除により北海道桜丘高校となり、2000年に経営移管に伴って現校名に。16年4月から京都育英館が運営している。現在生徒394人が在籍し、さまざまなスポーツに力を入れ、海外留学生も積極的に受け入れるなど、多様性のある校風を特徴としている。また、同法人は18年に苫小牧駒沢大の運営を受け継ぎ、21年4月に北洋大と改称。経営移管当初から栄高校の移転を検討していた。
















