青年会議所の取り組み 蒲原(かんばら) 亮平(りょうへい)

青年会議所の取り組み
蒲原(かんばら) 亮平(りょうへい)

 今後、私たちの生活では言わずもがな、国外の方との交流が盛んになってきます。もはや国内だけの商売、交流、生活では将来の見通しを立てにくい時代になり、これからを担う青少年世代には、より多くの見識、知識、考え方が求められてきます。

 他国を知るには、それ以上に自国のことを知らなければなりません。他国を愛するには、それ以上に自国を愛さなければなりません。自国の成り立ち、歴史、国家観に対する見識を深め、誇りを持つことが大事だと考えます。

 そのためには教育機関だけでなく、地域に住むわれわれ大人世代も、共にこの課題に取り組むべきです。多様性を受け入れる人間力の向上、自己肯定感と挑戦心の醸成などを、さまざまな体験、プログラムを通じて確立したい。

 そこで白老青年会議所は、そうした取り組みを2018年に町民向け事業として、町内外在住の5カ国の外国人の協力を得て開催しました。参加した子どもたちは遊びや食を通じて国際交流を楽しみ、講演ではトーゴ国籍の女性が自国と日本の子どもに対する接し方、育て方の違いについてお話しされ、参加した母親たちにとって、気付きの一助となりました。

 今の白老は、ボーダーレスなコミュニティーが多く存在するようになったと感じると共に、これからもその文化がますます浸透するようにしていきたいです。

(蒲原水産社長・白老)

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