苫小牧商工会議所地域振興委員会(岩倉圭彦委員長)は20日、表町のグランドホテルニュー王子で講演会「北海道におけるクリーンアンモニアのサプライチェーン構築について」を開いた。会員ら約150人が出席し、2050年までのカーボンニュートラル(CN、温室効果ガスの排出ゼロ)を目指して進められている苫小牧周辺での取り組みについて耳を傾けた。
講師の世永茂北海道電力常務執行役員は、二酸化炭素(CO2)を分離、回収、貯留、有効活用する技術CCUS、バイオマス発電、グリーン水素やアンモニアのサプライチェーン(供給網)構築に向けた検討など、北電が関わる動きを紹介。
特にアンモニアについて、「化学式はNH3で炭素(C)が含まれていない。燃焼してもCO2を排出しない」とし、再エネ電源で製造するグリーン水素を利用するグリーンアンモニアや、化石燃料を分解して作るブルー水素を利用するブルーアンモニアなどの需要が増大すると想定した。また、「再エネ発電が進んでも調整役としての火力発電は必要」と述べ、苫東厚真発電所4号機の燃料にアンモニアを導入していく考えを示した。
出席者からアンモニア拠点の地震や津波対策について質問が出されたのに対しては、「今まさに設備の仕様などを検討しているところ。十分に考慮して耐えられるように設計していきたい」と回答した。
















