港湾建設時の面影たどる 美術博物館が 歴史見学会開く

港湾建設時の面影たどる 美術博物館が 歴史見学会開く
「苫小牧港建設の礎」と彫られた慰霊の碑を見学する参加者。左奥は篠田弘作氏の胸像

 苫小牧市美術博物館は22日、苫小牧港・西港周辺を巡る歴史見学会「港湾建設の光と影」を開き、23人が参加した。同館の佐藤麻莉主任学芸員の案内で元中野町や港町を中心に歩き、今に残る建設当初の面影を追った。

 元中野町の市道日高線通では、苫小牧軽便鉄道の通称「浜線」があった場所と紹介。「ここは地盤が強く、線路は海岸まで伸びていた。苫小牧港の建設に伴って路線が移った」と説明し、参加者は地図や写真を見ながら当時の風景に思いをはせた。

 港町の港公園では、衆院議員で自治相などを歴任し、港建設に向け尽力した名誉市民篠田弘作氏の胸像を見た一方、建設工事中に殉職した20人の慰霊の碑にも足を運んだ。この他、戦後の食糧難を受けて現在の晴海町や真砂町周辺に入植した東京からの開拓団が、港建設のため立ち退きを迫られた歴史なども学んだ。

 三光町の公務員酒井啓祐さん(48)は「港建設の意味を良いところだけでなく、総合的に解説してもらい、勉強になった」と満足した様子だった。

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