自民党新総裁に石破茂元幹事長が選出され、苫小牧市内の主要政党関係者は、それぞれの立場で受け止めた。近く想定される衆院選をにらみ、与党は新たな選挙の顔に期待を寄せ、野党は警戒や批判を強めている。
自民党苫小牧支部長の板谷良久道議は、石破氏の選出に「結果としては一番よかったのでは。国民から信頼されているのではないか」とみる。その上で「防衛に関しては精通しており、リベラル感など国民の気持ちをくみ入れている人だと思う。クリーンなイメージを持っている」と評価し、「自民党のイメージがよくなると感じている」と党の信頼回復につながることを願う。
公明党日胆総支部連合会長の中村守道議も「(石破氏は大臣として)地方創生も担当していた。地方にとって期待できる総裁」と強調し、「少子高齢化や過疎化などで疲弊している地方を元気づける政策を」と求める。石破氏が「防災省」の設置を公約に掲げ、防災政策に明るい面にも「命を守るのが政治家の一番の仕事。国の施策の真ん中に防災を位置づける姿勢を高く評価したい」と話す。
一方、立憲民主党苫小牧支部代表の沖田清志道議は、取り沙汰される早期の衆院解散・総選挙に「能登半島の災害対応や、冬を迎える中で灯油をはじめとした物価高騰対策の補正予算をきっちり早期に組んだ上で国民の信を問うべき」と指摘。石破氏に対して「政策論争はしっかりできるのでは」と同党の野田佳彦新代表との論戦に注目しつつ「裏金問題はうやむやにしてはならない」と訴える。
共産党苫小牧地区委員会委員長の小野寺幸恵市議は「ウクライナやガザの問題がある中で『アジア版NATO』のような軍拡の話をすることに危機意識を抱いた」と批判。裏金や統一協会の問題についても、「きちんと説明責任を果たそうとか一掃しようという発言はない。そこにメスを入れて自民党としてけりをつけなければ、ただ(トップが)入れ替わったにすぎない」と切り捨てる。
また、岩倉博文市長も27日の臨時記者会見で、石破新総裁について言及し、「安定感があるし、政策通でもある。今の党風になじまないけれども、党員の支持がある」と分析。「今の政治を変える政治家になってほしい」と期待を寄せた。
















