白老町の白老東高校(大木康弘校長)の3年生17人は9月27日、北洋大学(苫小牧市錦西町、奥村訓代学長)に通う中国やミャンマーの留学生5人を迎えて、暮らす上での困り事などを聞いた。「総合的な探究の時間」の授業で、地域共生グループが行った。
招いたのは、いずれも3年生で中国湖南省出身の楊子さん(22)、同浙江省出身の屠晨璽さん(22)、同江西省出身の毛添鱗さん(24)、同黒竜江省出身の于月陽さん(24)、ミャンマー出身のソーミャッサンダーさん(24)の5人。留学生らは、ごみ出しのスケジュール把握の難しさや料理の味付けに辛いものが少ないことなどを困り事に挙げた。
授業に参加した成田初音さん(17)は「人口の多い中国は競争社会の厳しさがあることなども教えてもらった。他国の常識を知ることで日本のルールについて考える幅が広がった」と話していた。
同グループは11月にも授業の成果をまとめ、「共生」をテーマに発表を行う予定。留学生を引率した奥村学長は「交流を通じて互いに学び合い、協力できる関係を築いていきたい」と語った。

















