苫小牧市は先月から、総合福祉課の窓口に集音器付き軟骨伝導イヤホンを設置し、相談時に必要とする来庁者に貸し出している。職員の話している声を大きくしてイヤホンで聴くことができるという機器で、加齢などで音が聞こえにくくなった人も安心して来庁できる環境整備の一環で取り入れた。
市はこれまでも音を聴き取りにくい人が窓口に訪れた際、職員が向かい合わせではなく隣に座って大きな声で対応するなどしてきたが、周りに相談内容が漏れてしまう懸念があった。
聞こえにくいことで相談をためらってしまう人もいるとみて、聴き取りをサポートする集音器付きイヤホンの試験的な導入を決めた。
導入した機器は、加齢性難聴の軽度~中等度難聴者向け。音漏れが少なく、手入れしやすい形状のものを選んだ。同課窓口にポスターを掲示するなどして必要な人に利用を呼び掛けており、これまでに2件の利用があったという。
細野森課長は「近くの介護福祉課や障害福祉課とも連携して活用を進め、使い勝手や効果などを検証していきたい」と話している。
















