苫小牧市が進める「まちづくりの在り方検討調査」の一環で、同検討会議の初会合が20日、市役所で開かれた。千歳市で工場を建設中の次世代半導体製造ラピダス(東京)や、JR苫小牧駅周辺の再開発に向けた動きなど、新たな変化に対応するまちの将来像を描こうと意見を交換。年明けに2回目の会議を開き、今年度内に方向性を取りまとめる。
市は都市再生コンセプトプランを2021年3月に策定したが、この3年余りで取り巻く状況が大きく変わったため、今年度新たな将来像を描こうと同調査を開始。公募型プロポーザル(企画提案)で、デロイトトーマツコンサルティング合同会社(東京)に委託し、企業・団体へのヒアリングをはじめ、現状の調査や分析、検討を進めてきた。
これまでに▽半導体▽GX(グリーントランスフォーメーション)▽駅前開発▽データセンター―を「四つのビッグアジェンダ」として、地域に与える影響や変化の仮説を抽出。幹線道路の交通量増加やグリーンエネルギーの需要増、転入者の増加を見据えた宅地の整備などが見込まれることを挙げ、市内を東部、中部、西部と三つのエリアに分けて、方向性や施策の具体化に向けて整理している。
市と産学官の12企業・団体が参加。委員全12人が「新しい産業で人が集まった時、移動をどうするか複合的に考える必要がある」「ビッグアジェンダで加速する部分、足を引っ張る部分、変更する部分がある。苫小牧が最終的に目指すのは何なのか、振り回されてはいないか」などと活発に意見を出した。
木村淳副市長はあいさつで「ビッグアジェンダがあるのは特徴であり強み。産業創出の拠点になりうる」と苫小牧の優位性を強調。「将来的に強みを生かしながら、都市機能をどう成長させていくか、意見を頂きながら具体にしていく」と話していた。
















