北海道中小企業総合支援センターは、2023年度道内中小企業の業況調査結果を発表した。今期の業況見通しは42・6%が「好転」と回答し、「悪化」(24・6%)を上回った。前年度と比較すると「好転」が8・4ポイント増加し、「悪化」は7・4ポイント減少しており、業況は改善傾向にある。
「好転」と回答した企業の業種別では、情報通信・サービス業が57・8%でトップ。これに卸・小売業が46・6%で続き、建設業が27・1%と最も低かった。また、前年度と比較すると運輸・倉庫業が42・9%となり7・1ポイント、唯一減少した。
今期の売り上げ見通しでは、46・6%が「増加」と回答。「減少」(25・5%)を上回り、売り上げも増加傾向にある。
経営上の問題点の販売面(複数回答)では、「製造・仕入れ原価の上昇」が79・1%で最多。以下、「受注・販売量の減少」(39・8%)、「取引先・販路等の確保」(27・2%)の順。人材面(複数回答)では、「従業員の高齢化」(53%)が最も多く、「若手従業員の不足」(52・8%)、「技術者の不足」(46・2%)が続いた。
経営上の問題解決のための最優先課題は、「営業力の強化」が11・8%でトップ。以下、「従業員の新規採用」が10・8%、「従業員教育の実施・強化」が9・4%の順となった。
また、従業員の過不足感については、66・4%の企業が「不足」と回答。「充足」と「過多」は合わせても33・5%にとどまり、人手不足が深刻化している。
従業員が不足している要因(複数回答)については、「条件に合う人材の応募なし」が61%で最多。これに「業界自体の人気がない」が40・1%、「給与・賞与の水準」が29・4%、「高齢化による退職者の増加」が23・8%で続いた。
人手不足への対応(複数回答)では、「給与・賞与の水準引き上げ」が69・1%でトップ。以下、「就業環境の改善」が42・4%、「定年延長や再雇用」が36・8%の順となった。
調査は6月28日~7月28日に、同センターの会員企業など1000社を対象に実施。405社から回答を得た。回答率は40・5%。
















