苫小牧市緑ケ丘公園内のスポーツ施設などを指定管理する緑豊建設は10月29日、スケートボードをはじめとする「ストリートスポーツフェス」をハイランドスポーツセンター敷地内で開いた。会場には約200人の愛好家が訪れ、盛り上がりを見せた。
苫小牧市からストリートスポーツを盛り上げたい―と昨年同社が企画してスタート。スケートボードやバスケットボール、音楽フェスなどさまざまなイベントが行われた。
スケートボード体験コーナーに訪れた不川貴裕君(緑小2年)は「最初は難しかったけど、バランスが取れるようになった。楽しくて習ってみたい」と笑顔で話した。
2020年の東京五輪新競技のスケートボードで日本選手が活躍して日本中を沸かせるなど、ストリート競技に注目が集まっている中「競技としては認知度がまだ低い。苫小牧から未来の五輪メダリストが誕生することを願って、今後も競技に触れる機会をつくっていきたい」と同社の矢野孝一統括責任者は話している。
また、苫小牧市のサーフショップ「ブレイズ」の西村千秋代表が訪れ、スケートボード初心者体験コーナーで指導を担当した。苫小牧スケートボード連盟の会長を務めながら、競技発展のためにさまざまなイベント活動などに尽力している西村代表は「子供たちが楽しんで競技に触れてくれてよかった。苫小牧から全道へ、競技の普及と発展を狙いに五輪選手の誕生を目指していきたい。まずは底辺拡大や競技の環境整備などに努めたい」と話した。

















