札幌市の写真家小森学さん(48)の作品展「PORTRAIT―ポルトレ」が29日まで、苫小牧市日吉町のカフェレストラン「ダンディライオン」で開かれている。”最後のハスカップレディ”として、苫小牧市の観光親善大使を務めた同市在住の青木玲奈さん(29)を市内や近郊で撮影したポートレート(人物写真)24点が並ぶ。入場無料。
海を背景にたたずんだり、草原の中でじっとこちらを見詰めていたり、社宅前に置かれた古いジャングルジムに腰掛けたりといった青木さんのさまざまな姿を捉えた。青木さんの心情が表れた印象的なまなざしや光と影のコントラスト、空と海の色などが見事なバランスで表現され、見ているだけで自然と心に物語が浮かぶよう。
小森さんは十勝管内大樹町出身。広告写真やポートレートを主に手掛け、2019年には100歳以上の道民を撮影した写真集「百歳を超えた北海道人」を柏艪舎(札幌)から刊行。100歳の男性が弓を引く写真は21年、米国の写真コンテスト「エイジング・アズ・アート」のプロフェッショナル部門で2位に輝いた。
青木さんとの出会いは19年。知人の紹介で撮影する機会があり、「どこで撮影しても絵になる素晴らしい人物」と感じ入り、モデルを依頼。昨年3月までに市内や厚真町、日高管内などで撮影を重ね、同店の協力で苫小牧では初となる個展を実現させた。
青木さんは苫小牧市出身。19年8月から3年間、ハスカップレディの1人としてまちの魅力発信に力を注いだ。活動中にカメラを向けられる機会は多かったが、ポートレートのモデルは初めて。幼い頃の遊び場や、たまたま見つけた魅力的な空間でも撮影をしたといい、「子どもの頃の自分を思い出したり、苫小牧に対する思いを巡らせたりした瞬間を小森さんがうまく切り取ってくれた」と笑顔。「多くの人に、ゆっくりと作品を楽しんでもらいたい」と話す。
営業時間は午前11時~午後6時(日曜は午後4時まで)。木曜定休。
















