津波防災の日(11月5日)を前に、苫小牧市は4日、苫小牧明倫中学校を主会場に総合防災訓練を行った。巨大地震に伴う津波からの避難手順を確認する内容で陸上自衛隊、苫小牧署など関係機関・団体のほか糸井、しらかば、日吉、日新、桜坂各町の住民約300人が参加。高台までマイカーに乗り合わせて逃げる訓練も行われた。
道の新しい津波浸水想定に沿って市が今年3月に避難経路を大幅に見直した津波ハザードマップの有効性を検証する。
訓練は午前9時半、三陸沖北部を震源にマグニチュード9・1の揺れが観測される想定。同9時34分に大津波警報発令が防災メールなどで伝えられ、防災行政無線を通じて訓練対象地域の屋外スピーカーからも流れた。
最新の津波浸水想定では第1波が9分早い最短40分で到達するとされる中、糸井、日吉、しらかば、日新町からの参加者の一部はマイカーを使用。桜坂町町内会の住民と市職員が誘導役を務め、避難先に指定された桜坂町の公園には同警報発令から30分で最後の車が到着した。
日吉町と糸井の住民は津波一時避難施設の糸井小学校を目指し、40分以内に全員の避難を完了。陸自の専用車両で指定避難所の明倫中学校まで移動した。明倫中では給水設備や発電機など防災資機材を市職員の案内で見学し、防災意識を高めた。
車での避難を体験した日新町の竹野廣光さん(82)は「普段なら車で2、3分で来られる道も、渋滞して10分ほどかかった。坂道を歩くのは大変だけど、徒歩で逃げた方がいいと感じた」と振り返った。
















