13人が情熱の演技 市民参加演劇祭 苫小牧

13人が情熱の演技 市民参加演劇祭 苫小牧
迫真の演技を披露する出演者

 第31回苫小牧市民参加演劇祭(実行委員会主催)が11、12の2日間、市文化会館で行われた。太宰治の未完の遺作を基にしたラブコメディー「グッドバイ」を上演。演劇経験者と公募で集まった出演者計13人が、延べ266人の来場者の前で熱のこもった演技を披露した。

 市民文化祭の一環で、5年ほど前まで大町にあった小劇場スタジオラボの元支配人鈴木龍也さんが演出を手掛けた。物語は映画、舞台化されているケラリーノ・サンドロビッチの戯曲で、雑誌編集長の田島周二が何人もの愛人との関係を清算するため、とっておきの美人に妻のふりをしてもらい、愛人宅を渡り歩く内容だ。

 舞台上には、2階建ての豪華なセットがお目見え。出演者は多彩な衣装に身を包んで約3時間、それぞれの役を演じ切った。効果的にダンスパフォーマンスやBGM、照明、映像を取り入れ、場面転換させていた。

 弟が出演していたという苫小牧高専3年の中谷篤拓さん(18)は「せりふから心の込め方や重みが伝わってきた」と笑顔。沼ノ端中央の会社員小向秋広さん(51)も「すごく格好よかった。どうやって覚えているのだろうと思うぐらい、せりふが長くてすごいなと思った」と感心していた。

 田島役の団体職員若山一歩さん(33)=市内東開町=は「長時間の舞台なので、とにかく楽しんでほしいという思いで演じた」と達成感に満ちた表情を見せた。

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