車いすラグビーの日本代表選手として、リオデジャネイロ、東京パラリンピックで銅メダルを獲得した池崎大輔選手(45)が、苫小牧市内の3小学校で児童たちにパラスポーツの魅力を伝えている。池崎選手は失敗や困難にも諦めず、挑戦することの大切さを児童に説き、「自分も来年のパリで金メダルを目指すための力をもらっている」と感謝しながら授業に臨んでいる。
池崎選手は今年3月に日本軽金属(東京)とスポンサー契約を締結。障害者スポーツの普及を目指す理念が一致し、函館市出身の池崎選手は特に「北海道の子どもたちにパラスポーツの楽しさを伝えたい」と志願。同社苫小牧製造所(晴海町)を通して、苫小牧市社会福祉協議会が市内各学校で展開する「福祉の学習」の講師役を買って出た。7日に泉野小、8日に拓勇小を訪れた他、12月5日に沼ノ端小で授業を予定している。
このうち拓勇小では5年生134人に授業し、講演と車いすラグビー体験を行った。講演では競技について「障害の軽い人も、重い人も、その人の役割を果たし、チームみんなで点を取りに行く」とその魅力を紹介。車いす同士が激しくぶつかる様子を実演し、「ガシャーン」と大きな音で児童を驚かせた後、「車いすが体を守ってくれる。安全で楽しいスポーツ」とアピールした。
児童たちは4人ずつチームを組んで試合を体験。車いすに乗る際は2人1組になり、必ず相手を支えるようにするなど、児童たちは障害者スポーツの精神を学びながら、試合では全力でぶつかり合った。山本柊斗君(10)は「みんなで連携して2点取れた。車いすでぶつかるところも楽しい」と笑顔を見せていた。
池崎選手は「自分はアスリートとして、あえて困難に挑戦している。『できない』という答えを出さず、まず行動することが大事。どうやればできるかを考えると成功し、自信を持つと、また挑戦できる」と強調。「来年のパリは自分にとって4回目のパラ。今度こそ金を取るためにトレーニングしている。みんなが『楽しい』と言ってくれたことがうれしい。応援を力にしてパリに行きたい」と気持ちを新たにした。
















