特別児童扶養手当を未払い 胆振総合振興局 職員が手続き怠る 苫小牧市の44人に712万円

特別児童扶養手当を未払い 胆振総合振興局 職員が手続き怠る 
苫小牧市の44人に712万円
陳謝する関振興局長(中央)

 胆振総合振興局は15日、障害児の保護者らに支給する特別児童扶養手当で、苫小牧市の対象者44人の計712万680円が未払いになっていたと発表した。担当職員が事務手続きを怠り、上司も確認していなかったといい、今月10日の支給日に対象者の問い合わせで発覚。同手当は12月に支給する予定で、関俊一振興局長は「信頼を大きく損ねる事態。誠に申し訳ありません」と陳謝した。

 振興局によると、5月15日から9月26日までに市内46人から請求された書類が、振興局で未処理のまま放置されていた。担当する保健環境部社会福祉課の50代男性職員が、事務手続きを怠っていたもので、担当職員は「処理が間に合わず、ため込んだ。遅延して深く反省している」と話しているという。

 事務処理の結果は、パソコン上の受付処理簿に明記し、管理職が一つ一つ確認する決まりだが、上司2人も担当職員に任せきりにし、チェックしていなかったという。担当職員に隠す意図はなく、進行管理をしていれば未処理は防げたといい、木内武雄同振興局くらし・子育て担当部長は「10月ぐらいまでの繁忙期に重なったのも要因と思われる」と説明した。

 請求書類を審査した結果、1人が非該当、1人が申請書に不備があったため、残る44人分が未払いに該当。手当は1人当たり3万5760~42万9120円。手当の支払い時期は4、8、11月で、今回の未払い分には8月に支給できた可能性があるものも含むという。未払い分は12月11日の支給を目指すとしている。

 道は処分の範囲、内容を検討しており、振興局は再発防止策として▽受付処理簿による確実な進行管理▽業務執行、管理を徹底するための職場研修―などを挙げた。

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