災害時の医療活動で協定 市医師会と東胆振1市4町 救護班派遣や情報連絡体制整える

災害時の医療活動で協定 市医師会と東胆振1市4町 救護班派遣や情報連絡体制整える
協定を締結した沖会長(左から3人目)、木村副市長(同4人目)ら

 苫小牧市医師会(沖一郎会長)と東胆振1市4町は20日、災害時の医療救護活動に関する協定を締結した。医師会と市は1989年に協定を結んでいるが、2018年9月の北海道胆振東部地震をきっかけに、4町とも連携を強化することに。新型コロナウイルス禍を踏まえ、感染症対策の条項も盛り込み、地域住民に安心・安全な医療を提供できる基盤を整えた。

 協定は、大規模災害時に各自治体が救護所を開設する際、医師会が医師や看護師らで構成する救護班を派遣し、傷病者らの治療を展開するための基本的な事項を定めたもの。災害対応の迅速化に寄与する内容で、医師会と市の従来協定をベースに構築し、救護班の派遣、情報連絡体制など15条で構成した。

 医師会と東胆振1市4町は胆振東部地震を契機に、協定の見直しなどを進めていた。コロナ感染拡大で締結を延期していたが、協定には避難所などにおける感染症対策も加えた。この日は医師会館で締結式を行い、沖会長と市長職務代理者の木村淳副市長、4町の町長が協定書に署名した。

 医師会は現在、1市4町の会員262人で構成。沖会長は「東胆振圏の自治体とは日ごろから情報共有を密にしてきた。協定で市や町とより一丸となって災害に立ち向かう基礎ができた」と力を込め、「さらに強固な結びつきを構築したい」と意欲を見せた。

 1市4町の首長らも協定を喜び、木村副市長は「災害発生時の医療体制確保と充実、安全安心の提供が図られることは大変心強い」と感謝。厚真町の宮坂尚市朗町長は「行政トップと医師会との共通認識ができ、安心感につながる」と強調し、むかわ町の竹中喜之町長も「圏域の安心安全に厚みを増す。次の時代にもつなげていきたい」と述べた。

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