プロ野球北海道日本ハムファイターズの伊藤大海投手(駒大苫小牧高、苫小牧駒沢大=現北洋大=出)ら5選手が21日、「北海道応援大使プロジェクト選手交流会2023」として苫小牧市を訪れ、北洋大学や北光小学校で市民、児童らと交流を深めた。
北洋大学の講演会には伊藤投手はじめ、加藤貴之投手、鈴木健矢投手が出席。約500人のファンと交流を深めた。質問コーナーでは「食事や寝具などのこだわりはありますか」、野球少年からは「コントロールを良くするために何をしたらいいですか」などのさまざまな質問があり、時折笑いを交えた和やかな雰囲気で会場は盛り上がりを見せていた。
新球場エスコンフィールド北海道に今年30回ほど足を運び「伊藤投手が奪う三振が好きで、数を数えている」と熱狂的なファンから「来年は幾つの三振を目指しているか」の質問に伊藤投手は「昨年は三振が少なく、勝ちに導きやすい投球ができなかった。今年は何かつかみかけたタイミングでシーズンが終わってしまったので、来年たくさん取れるように調整していきたい」と応えていた。
3選手は鳥獣保護センター、道の駅ウトナイ湖なども訪問し、市内各地で市民らとの交流を楽しんだ。
また、この日は清水優心捕手、今川優馬外野手の2選手が北光小学校を訪れ、全校約450人の児童と交流。質問コーナーでは「野球以外の趣味」「プロになるためにどれくらい練習したか」などの質問があった。「スポーツを楽しく続けるためにどうしたらいいか」という質問に、選手たちは「野球を好き、楽しむ、うまくなりたいという気持ちを忘れずに続けることや、小さいことでも目標を立てることが大切」とアドバイスしていた。
少年野球チームの北光ファイターズの太田怜臣主将(6年)は「憧れの選手たち。とても大きく、迫力があった。プロになるために努力が大事だと学んだ」と笑顔で話した。
選手とのキャッチボールが終わった後は児童らが出し物としてダンスや歌を披露。「貴重な時間をありがとうございました。これからの活躍も期待しています」とエールが送られた。

















