車いすバスケの魅力に触れる 苫小牧WBC選手が市民に指南

車いすバスケの魅力に触れる
苫小牧WBC選手が市民に指南
競技を楽しむ参加者

 苫小牧市は18日、市福祉ふれあいセンターでパラスポーツ・レクリエーション「車いすバスケットボール教室」を開いた。市民20人が参加し、市内の車いすバスケットボールチーム、苫小牧WBC(ウェルチェアバスケットボールクラブ)の選手から指南を受け、競技に汗を流した。

 参加者は車輪がハの字に広がるスポーツ用車いすに座り、経験、未経験者のグループに分かれて競技を体験。未経験者グループは車いすの前後操作や左右に切り返すスラロームなどを練習し「曲がりたい方向の車輪を握って向きを変えよう」とアドバイスを受けながら取り組んでいた。

 経験者グループは動きながらのドリブル、パスシュート、素早いターンなどを駆使した1対1のボールの取り合いなどを行った。以前にも参加歴がある日の出町の高松鈴奈さん(11)は「競技をみんなで楽しみながら体験できた」とにっこり。一緒に申し込んだ三光町の近森なつのさん(同)は「チームでパスを回して得点できてうれしかった」と話した。

 教室はパラスポーツの振興、競技の普及を図り、障害者と健常者がともにスポーツに親しんで交流し、支援の担い手を増やそうと、市が毎年実施している。

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