性の多様性を学ぶ、男女平等参画推進LGBTQ講座「苫小牧にじいろライブ」が18日、苫小牧市民活動センターで開かれた。市民約30人が受講して性的マイノリティー(少数者)の老後や終活をテーマとした講演を聞き、誰もが最期まで自分らしく暮らせる地域の在り方を考えた。
市男女平等参画推進センター、にじいろほっかいどうの共催。
講師は東京都の行政書士で、性的マイノリティーの暮らしや老後についての相談対応などをしているNPO法人パープル・ハンズの事務局長永易至文さん(57)。
講演では、パートナーと婚姻関係にない性的マイノリティーには、パートナーの治療や入院に立ち会えなかった、長年連れ添ったパートナーの遺産を相続できなかったなど、医療、介護、死別などの場面で課題に直面する場合があることを説明した。この上で、家族や親族のいない人を取り巻く老後の課題は、性的マイノリティーかどうかにかかわらず共通していることを指摘した。
身寄りのない高齢者が病気で亡くなった際に、行政書士として行った手続きについても語り、「買い物支援や入院中の自宅管理、ペットの世話、支払いのほか、遺体の引き取りなどは、家族が行うことが社会の前提」と強調。家族がいなくても自分の意思を示し、できる限り実行してもらえるようにする事前準備の大切さ、身寄りのない人を取り巻く問題にまち全体で向き合う体制づくりの必要性を述べた。
















