苫小牧市の卓球クラブ、北海道菊卓会に所属する藤田小百合(泉野小4年)、後藤啓太(澄川小6年)が11日、全国ホープス選抜大会北海道代表選考会兼東アジアホープス日本代表選考会北海道選考会(江別市)で好成績を残した。後藤は来年3月の都道府県対抗団体戦の全国ホープス選抜大会(富山県)に道代表メンバーとして出場。藤田は全国ホープス、東アジアホープス両大会の北海道代表に選出された。
全国ホープス選抜大会北海道代表選考会(全ホ選)は小学3~6年生以下の各学年、男女別、シングルス戦を実施。男女それぞれ小学6年生以下の部の上位2人、小学3~5年生以下の各部から上位1人ずつの計10人を北海道代表のメンバーに選考した。
東アジアホープス日本代表選考会北海道選考会(東ア選)は、全ホ選の男女それぞれ小学5年生以下のベスト4、小学3、4年生以下の各決勝進出者2人ずつ計8人でトーナメント、リーグ戦を行い、各上位2人が、来年2月の東アジアホープス日本代表選考会(広島県)に進んだ。
藤田は全ホ選小学4年生以下の部で優勝、東ア選で2位の成績で、両大会の北海道代表に選出された。「相手の緩急ある攻撃に苦戦したが、最後まで諦めずにできた。練習を重ね、両大会の代表選出につながった」と振り返り、上位大会に向け「気を抜かず毎日を大切にし、良い結果につなげたい」と意気込んだ。
後藤は全ホ選で準優勝して代表に選出された。「今大会は劣勢な場面でも、気持ちの冷静さを保ってプレーすることができた。凡ミスが多かったので、修正して勝利を重ねていきたい」と闘志を燃やした。
このほか、佐藤裕眞(早来学園5年)が代表選出には届かなかったが、12月23、24両日に開かれる東北・北海道合同岩手県小学生選抜卓球大会に出場する。今大会の悔しさをにじませつつ「もっと下がってカウンターを狙ったり、ブロックしたりする必要があった。来月の大会は上級生とも対戦するので、1試合でも多く勝てるよう頑張りたい」と力を込めた。
北海道菊卓会の菊池吉幸代表は「上位に進むためには自分で考えながら練習することが必要。それぞれが自分の強み、弱点を自覚して大一番で力を発揮できるようになってほしい」と期待を寄せた。

















