トヨタ北の菊池さん道青少年顕彰 女性考えた職場づくり

トヨタ北の菊池さん道青少年顕彰 女性考えた職場づくり
受賞の喜びを語る菊池さん

 トヨタ自動車北海道(苫小牧市勇払)のTPS推進室で働く菊池七海さん(25)が、今年度の北海道青少年顕彰者に選ばれた。自立心と行動力のある若い世代をたたえるもので、菊池さんは力が必要な現場でも女性が活躍できる作業改善に努める姿が高く評価された。27日、市役所を訪れて木村淳副市長に受賞報告した菊池さんは「幅広く成長していきたい」と笑顔を見せた。

 同市出身で苫小牧総合経済高校を卒業後、2016年4月に同社に入社。工場に必要な部品を届ける同室物流課に配属された。

 菊池さんは最小限の力で部品を運搬するため、少しの力で重い台車がスムーズに動くようタイヤを改良。荷物を持ち上げるのではなく、台車からスライドさせて棚に収める仕組みも考え、上司に提案し、現場作業における身体的な負担の軽減に貢献した。

 加えて、女性の新入社員と積極的にコミュニケーションを取るなどし女性社員の中核的な役割を担い、職場の不安の解消にも努めてきた。

 同日、胆振総合振興局(室蘭)で行われた顕彰式に出席後、苫小牧市役所を訪れた菊池さんは「工場勤務は力作業が多く、男性中心の職場。『こうすれば力を使わずに作業が楽になるのでは』と思ったことを、上司の力を借りて提案してきた」と語った。受賞については「身が引き締まる思い。スキルをもっと高めていきたい」とほほ笑んだ。

 上司の中田直樹課長は「菊池さんの提案で男性も仕事がやりやすくなった」と評価。木村副市長は「さらなる活躍を期待している」と激励した。

 今年度の道青少年顕彰は6個人、1団体。市内では菊池さんのみ。

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