新千歳空港など道内7空港を管理・運営する北海道エアポート(千歳市、HAP)は27日、2023年度第2四半期(4~9月)連結決算を発表した。本業のもうけを示す営業利益は3億8000万円を計上し、2019年の設立以来初の黒字となった。ただ、純損益は36億8000万円の赤字で、蒲生猛社長はコメントで「最終黒字化にはいまだ相応の時間を要する」と見通している。
22年度上半期は、営業損益が62億6000万円の赤字だった。23年度上半期の売上高は240億8000万円で、前年同期比約46%(75億5000万円)増。新型コロナウイルス禍で打撃を受けた旅客需要の回復に伴い、着陸料などの空港運営事業収入が14億6000万円、テナント賃料など空港ターミナルビル施設事業収入が60億9000万円、それぞれ増収となった。
純損益は22年度上半期の102億8000万円から66億円圧縮した。蒲生社長はコメントで「旅客需要は国内線でほぼコロナ前の水準に近付き、国際線もコロナ前の6割程度まで回復した」と説明し、営業利益段階で初の黒字に「収益改善の歩みを強く実感できるもの」と強調。一方、最終黒字化に時間が要する見通しを示し「役職員一丸で経営努力を続け、早期の最終黒字化を目指す」とした。
また、30年を目標にした「HAP2030ビジョン」を公表。スローガン「ともに創る、北の空と大地の未来」を掲げ、「われわれが目指すゴール」を示した。▽安全安心▽7空港連携▽地域との共生―など七つの視点で、企業価値の向上に取り組むことを誓っている。
道内7空港の旅客数は今年度上半期、前年同期比38・2%増の1431万7447人。内訳は、国内線が26・6%増の1311万241人、国際線が1万倍以上の120万7206人。「コロナ前」の19年度上半期と比べると、国内線は5%減、国際線は38%減。国内線はコロナ禍の影響からほぼ回復し、10月はコロナ前との比較でも初めて増加に転じた。
















