議員定数「現状維持」が多数 市議が意見交換 増加「多様な意見必要」 、削減「議員の質高める」

議員定数について意見を交わす全員協議会

 苫小牧市議会は29日、議員定数(現行28)の在り方を議員全員で議論する「全員協議会」を開いた。今年4月の改選後初の開催で、市議27人が参加して意見を交換。「現状維持」を求める声が多かったが、「削減」や「増加」を望む意見も。「検討中」としている会派もあり、今後も議会改革検討会で協議を続け、来年12月までに方向性を決定する。

 議員定数は36をピークに、2003年に4減の32、07年に2減の30、15年に2減の28と段階的に削減してきたが、19年4月、23年4月の市議選は現状維持だった。改選後の6月に開いた議会改革検討会で、議員定数を最優先検討項目とすることを確認し、9月の同会で各会派が意見を出していた。

 公明党議員団(5人)と共産党市議団(4人)が「現状維持」とする一方、改革フォーラム(4人)と会派市民(2人)は「削減」、無所属(1人)が「増加」を主張。会派によって考え方に隔たりがある上、最大会派の新緑(7人)は「検討中」、民主クラブ(5人)も「定数維持もしくは減」と意見が分かれている。

 この日の協議会でも意見が相次いだ。「現状維持」の意見では、池田謙次氏(公明)が「地域の声を集約するには、28人がぎりぎり。これ以上減らすべきではない」、志方光徳氏(新緑)が「まちづくりには多様な意見が必要。安易に削減をすべきではない」と述べるなど、市民の声を議会に届ける重要性の指摘が目立った。

 一方、「削減」を求める松井雅宏氏(改革フォーラム)は「行政は市民の声を聞く姿勢が醸成されている。議会は政策提言や行政をチェックするため、議員の質を高めることが大切」と訴え、「増加」を提案する触沢高秀氏(無所属)は「他のまちの状況を見ても、定数を判断することは難しい。幅広い意見を集約すべき」と述べた。

 この他、議員定数について「人口に応じて定数を決めるなど、ある程度基準を作るべき」などの提案も。新人を含めて多様な意見が出され、藤田広美議長は「議会改革検討会で議論を続け、来年12月までに結論を出したい」とした。

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