長年北海道の経済、社会、文化の発展に貢献した個人、団体を顕彰する2023年北海道功労賞に津田命子(のぶこ)氏(78)と長沼昭夫氏(76)、8月に75歳で亡くなった道幸哲也(てつなり)氏が選ばれた。贈呈式が11月30日、札幌市内のホテルで行われた。
津田氏はアイヌ文様研究の第一人者で、アイヌ刺しゅうの構成に地域性と時代性があると解析。博士号の学位を授与された。担い手育成者として文化の普及や振興に尽力した。
長沼氏は1983年にきのとやを創業、ケーキの宅配事業も手掛けた。菓子業界団体の会長、理事長として道内の業界のまとめ役、食産業の振興に貢献した。
道幸氏は労働法・不当労働行為研究の第一人者。ワークルール教育に尽力し、北海道労働委員会公益委員として労使関係の安定、労働教育の推進に貢献した。
鈴木直道知事は「本道発展のため、変わらぬご指導を」と式辞。津田、長沼両氏と道幸夫人の真里子氏に表彰状を手渡した。
来賓の冨原亮議長が祝辞を寄せた後、受賞者あいさつで津田氏は「ご先祖さまのおかげで文様研究ができた。心から感謝したい」。道幸氏の真里子夫人は「名誉ある賞を頂き、光栄に思います。病に倒れた夫のうれしそうな顔が見えるようです」と感謝を述べた。長沼氏も「先人に恩返しがしたい。25年6月に旭川市で開催の全国菓子大博覧会の成功に向け全力を傾注したい」と述べた。
北海道功労賞は1969年に創設。昨年までに175個人、15団体が受賞している。
















