苫小牧市の少年野球チーム、北光ファイターズの長谷川結乃(北光小6年)、太田怜臣(同)、飛翔スワローズの山田正兼(若草小6年)がそれぞれ全国級大会(12月)に出場する北海道選抜の一員に選ばれた。3選手ともに秋の都市対抗大会で苫小牧選抜に選ばれた精鋭で、大会での奮闘を誓う。
長谷川は道内の女子選手で構成するスノーホワイトに選出され、第14回西日本選抜女子学童野球岡山大会(23、24日)に出場する。大会では西日本を中心にした20チームがトーナメントで優勝を競う。北海道は2017、18、21、22年と4度の優勝。
日本ハムファイターズジュニアのセレクションで最終選考まで残った実績のある長谷川は今回、道内から集まった38人の中からセレクションで17人の選抜メンバーに選ばれた。北光では大きなフォロースルーから飛び出す長打が持ち味のトップバッター。守備も安定感がある。
セレクションは「女子だけで楽しかった。いつも通りのスイングができたし、力は出し切れた」と笑み。岡山大会では「自分の長所はバッティング。長打を武器にチームの勝利に貢献できるように頑張りたい」と意気込む。
北光の主将の太田は、全国から集った19チームが栄冠を競う第9回全日本小学生野球選手権広島大会(9、10日)に出場する。「ファイターズジュニアのセレクションに落ちたので、切り替えて道選抜に挑戦した」。苫小牧選抜の主将も務めたファイトマンで、道内83人の中から18人のメンバーに選ばれ、今回も主将に抜てきされている。
北光では捕手。正確なキャッチングと巧みなリードで投手の力を引き出してきた。「北光では主将としての役目は果たせたと思います」と自負する。今回の大会でもマスクをかぶる予定だ。
小学の集大成となる広島大会では「明るく、胸を張ったプレーをしたい。チームに貢献できるバッティングをしたい。みんなをまとめていけるように頑張って優勝を狙います」と抱負。初戦は優勝候補の高知ボーイズと対戦する。
山田は第32回かりゆし交流(第19回沖縄市長旗争奪)学童軟式野球大会(23~25日)に出場。同じく道内83人が参加したセレクションの中から18人に選ばれた。大会には全国から50チームが出場し、北海道は3連覇を狙っている。
山田は飛翔ではエース。春にはノーヒットノーランを達成、けん制のうまさも持ち味の左腕だ。打線では3番の主軸を任され、バントなどの小技もできる。「今回は小学最後の年だし、この選抜にも挑戦してみようと思った。チームのレベルが高く、不安もあったが、北海道代表として沖縄に行けるのはうれしい」
毎週のように道央方面での練習に通っており、「沖縄では自分の力をチームで生かせるように頑張りたい。バントや進塁打も考えながらチャンスで一本打ちたい。投げる機会があったら打たせて取るピッチングを心掛けたい」と意気込む。
このほか、北光の長谷川慎監督はスノーホワイトのコーチとして同行。飛翔の向井拡充監督もコーチとして広島大会に参加する。



















