国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が主催する第57回税に関する中学生の作文で、苫小牧ウトナイ中学校3年生の亀井柚希さん(15)が道内の最高賞・札幌国税局長賞を受賞した。亀井さんは「入賞すると思っていなかったので驚きました」と喜びを語った。
同コンクールは、中学生に税の理解を深める目的で毎年実施されている。今回は苫小牧税務署管内の9校121編を含め、道内172校から3721編が寄せられた。札幌国税局長賞は、国税庁長官賞などの全国の賞に次ぐ道内の最高賞で、亀井さんの作品を含め3編が選ばれた。
亀井さんは、授業の一環で校内で受けた苫小牧税務署による租税教室とインターネットで学んだことを考察し、「善意と義務」と題した作文を書き上げた。
募金は善意を目に見える形に表して社会に貢献できるが、納税は実感しにくく、使途も明確に分からないので身近に感じられず、「払いたくない」気持ちになりやすいと説明。自身の祖父が年金で生活している様子を見て、「年金などは納税によって困っている人を支える大切な制度。善意と義務という捉え方の違いはあっても、世の中を支えるという気持ちにおいて根本的には共通している」とまとめた。
11月30日に同校で表彰式が行われ、苫小牧税務署の伊藤雅博署長が「税を社会に納める意義を理解し、分かりやすく発信してくれた」と表彰状と記念品を手渡した。亀井さんは「納税は未成年なのでできないものもあるが、中学生の私にも関係している。しっかり理解、発信し、誰もが納得してできるようにしたい」と話した。
















