17日 苫小牧市立中央図書館で上映会 伊藤千代子生涯描く「わが青春つきるとも」

17日 苫小牧市立中央図書館で上映会 伊藤千代子生涯描く「わが青春つきるとも」
上映会への来場を呼び掛ける乳井実行委員長(左)

 治安維持法違反で投獄され、厳しい弾圧を受けながらも反戦や国民主権を訴え続けた昭和初期の社会活動家、伊藤千代子の生涯を描いた劇映画「わが青春つきるとも」の上映会が17日午後1時半から、苫小牧市立中央図書館で行われる。社会の在り方を考えてもらうきっかけにしたいと、市内中心部の住民らでつくる苫小牧中央ブロック映画上映実行委員会(乳井有史委員長)が企画した。

 千代子は長野県出身。朝から晩まで働いても困窮する人がいる一方で、ぜいたくを尽くす人もいる社会の矛盾に異を唱え、共産党に入党。1928年3月、治安維持法下の大弾圧により検挙され、激しい拷問の末に刑務所に送られ、24歳で病死した。

 映画は千代子の生きざまを今に伝えようと、映画監督の桂壮三郎さんがメガホンを取り、ゴーゴービジュアル企画(埼玉県)が制作。市立中央図書館が保管する、千代子が獄中でしたためた直筆の手紙4通も劇中に登場する。

 2022年3月の完成以降、全国各地で上映活動が活発に展開され、これまでの動員数は9万人を超えるという。市内でも同年5月と11月に市文化交流センターで地元実行委が上映会を開催し、605人が来場した。

 昨年11月の上映会に参加した乳井委員長は「現代社会に必要な映画」と感動し、より多くの人に見てもらう機会をつくりたい―と再々上映を企画。「声を上げることをためらってしまう若い世代も多いが、戦前の人たちの必死の行動から何かを感じてもらえれば」と話す。

 入場無料。今後の上映活動資金として、会場で募金への協力を呼び掛ける。予約不要で、希望者は直接会場へ。

 問い合わせは同ブロック実行委木村さん 電話0144(36)7165。

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