大谷、ドジャース入り―米大リーグ 史上最高10年1015億円で合意

大谷、ドジャース入り―米大リーグ
史上最高10年1015億円で合意

 【ロサンゼルス時事】米大リーグ、エンゼルスからフリーエージェント(FA)になっていた大谷翔平選手(29)が、ドジャースと年総額7億ドル(約1015億円)の契約で合意した。9日、大谷の代理人が発表した。米メディアによると、契約総額ではサッカーのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがスペインのバルセロナと結んだ総額6億7400万ドル(約977億円)などを上回り、プロスポーツ史上最高となる。

 大谷は自身のインスタグラムに「決断までに時間がかかって申し訳ありません。次のチームをドジャースに決めました」と英語でコメントした。

 ドジャースは19世紀からの歴史を持ち、ロサンゼルスを本拠地とする名門球団。過去には野茂英雄ら多数の日本選手がプレーした。今季はナ・リーグ西地区を連覇したが、プレーオフは地区シリーズで敗退。オフは大谷獲得を補強の最優先に掲げ、ブルージェイズなどとの争奪戦を制した。

 大谷は2013年に岩手・花巻東高からドラフト1位で日本ハムに入団し、18年にエンゼルスに移籍。メジャー6年目の今季も投打の二刀流で活躍し、打者で44本塁打を放って日本勢で初めて本塁打王のタイトルを獲得。投手としても10勝5敗、防御率3・14で、史上初の2年連続「2桁勝利、2桁本塁打」を達成した。このオフには満票で2度目のア・リーグ最優秀選手(MVP)に選出。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では投打で日本の優勝に貢献しMVPに輝いた。

 9月に自身2度目の右肘手術を受け、投手としての復帰に1年以上かかるとみられ、来季は打者に専念する見通し。

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