苫小牧市議会定例会は11日、一般質問を続行し、8人が質問した。主なやりとりを紹介する。
橋本智子氏(民主クラブ)は、家事や家族の介護などを日常的に行う18歳未満のヤングケアラーについて、他都市の事例を挙げながら周知の必要性を説いた。桜田智恵美健康こども部長は「存在を正しく理解し、気付くことが支援の第一歩」と話し、パンフレット作成などを検討する考えを示した。
竹田秀泰氏(新緑)は、2026年3月開館予定の市民文化ホールについて今年度の工程と費用を聞いた。野見山慎一市民生活部長は掘削や地盤の改良工事が行われているとし、「今年度の支出予定は約13億円。建物1階床面の半分に当たる西側基礎完成までを想定している」と説明した。
松井雅宏氏(改革フォーラム)は、野良猫などの保護、新たな飼い主を探すボランティア団体「ねこのかくれざと」の支援を訴えた。石黒幸人環境衛生部長は公益性の高い貴重な活動との認識を示し、「行政だけでは対応が困難な問題に取り組む保護団体への支援の在り方を検討したい」と述べた。
喜多新二氏(新緑)は、白血病などの血液疾患治療に必要な骨髄ドナー登録者の増加策をただした。桜田健康こども部長は、市が今年度から日本骨髄バンク説明員の資格を取得し、苫小牧骨髄バンク推進会と連携して「普及啓発に取り組んでいる」と説明した。
山田隆子氏(同)は、災害時の避難所運営で主体的に動くリーダーの確保、配置を求めた。野見山市民生活部長は「道認定の防災マスターなど地域にリーダー的な方はいる。訓練や出前講座などを通じて防災に関わる人と地域との連携強化に努めたい」と答えた。
神山哲太郎氏(公明)は、生活習慣病の発症リスクが高い人に対する特定保健指導の強化策を聞いた。野見山市民生活部長は出前講座やイベントでの啓発、市の保健師による指導をはじめ「啓発活動の拡大やSNSを活用して対象者の意識変革を図りたい」と述べた。
谷川芳一氏(会派市民)は、投書で発覚した市職員による小学校への無断侵入についてただした。園田透教育部長は担当職員が「インターホンを使用せず校内に入り、事務職員に対し声を荒らげた」と明かし、当事者らに注意や指導を行った他、校内への入校確認を徹底するよう周知したと答弁した。
大野正和氏(公明)は、今年9月に陳情のあった市公共施設へのおむつ交換スペース設置の進捗(しんちょく)状況などを聞いた。白川幸子福祉部長は「障害者差別解消法における合理的配慮の提供の観点から、おむつ交換スペース確保や折り畳み式ベッド設置などを進めるため各所に周知している」と述べた。
















