苫小牧和光中学校(大村浩喜校長)は8日、コミュニケーション能力やリーダーシップの向上を目的に、全校生徒423人でグループをつくり、意見交換をする「新しい和光中をつくる取り組み」を実施した。生徒たちは普段は話す機会がほとんどない異学年と学校行事や受験について話し、さまざまな考え方があることなどを学んだ。
同取り組みは、他の学年との交流を通じ、円滑に上下関係をつくる力や後輩をリードする主体性を向上させるため、2020年に始めた。グループ内では、1年生は上級生の経験やアドバイスを聞く、2年生はリーダー役として話を進行する、3年生は経験を後輩に伝える、と役割を決めて話し合いを進めている。
今年度は事前に3回活動し、全学年で72グループをつくり、シナリオを作ったり、リハーサルを行ったりした。
この日は、一つの教室に6グループ前後が入り、自己紹介などで緊張をほぐした後、「自分たちのクラスの良いところ」「行事を成功させるための秘訣(ひけつ)」などをテーマに意見を交換した。
「受験や勉強で大切なこと」については、1年生が上級生に「どんな勉強法がいいか」「受験は大変か」「やる気が出ない時の対策は」と質問し、上級生は「一気に詰め込むより、徐々に勉強した方が楽」「受験は大変だが、憧れの高校生活をモチベーションにしたら頑張れる」「友達と話してリフレッシュするといい」などのアドバイスをしていた。
最後に、一人一人がこれから目指す上級生の姿や後輩へのメッセージを「決意書」に記入した。同校では近日中にすべて廊下に張り出すという。
松田清志郎さん(14)=2年=は「他の学年の意見や(進行役の)経験がためになった。先輩を尊重し、後輩を思いやる気持ちは、社会に出たら必要になるスキルなので、しっかり意識したい」と話した。
















