ボクシングのスーパーバンタム級世界主要４団体王座統一戦（２６日、東京・有明アリーナ）に臨む世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）、世界ボクシング機構（ＷＢＯ）統一王者の井上尚弥（大橋）が１５日、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。

　バンタム級に続く２階級での４団体統一に向け「すさまじいくらいのモチベーションがある」。公開練習では、シャドーボクシングとサンドバッグ打ちを披露。力強いフックなどを打ち込み、状態の良さをうかがわせた。

　同じ２団体王者のマーロン・タパレス（フィリピン）との対戦の下馬評は、井上尚が圧倒的に優位。前の試合より大幅に多い計１１６ラウンドのスパーリングをこなしたことについて、「周りの楽勝ムードを吹き飛ばすため。周りのムードが一番怖い。自分自身を高めるために多めにやった」と説明した。