北洋銀行は、2024年度の道内経済見通しを発表した。物価変動の影響を除いた実質経済成長率は1・0%と予測した。千歳市に次世代半導体工場を建設中のラピダス(東京)を中心とする半導体関連の設備投資がけん引し、4年連続のプラス成長を見込む。
項目別では、設備投資の実質成長率を26・0%と大幅な伸びを予測。半導体関連のほか、再生可能エネルギーやIT関連投資が増加するとみている。
個人消費は、人手不足や賃上げの動きが継続する中で、雇用・所得環境が改善すると見込み、0・7%の成長を予測した。
住宅投資は、0・9%の成長を予測。住宅取得コストの高止まりや金利上昇が懸念されるものの、道央圏の賃貸住宅の需要増を追い風に、プラス成長を見通している。
公共投資は、0・2%の成長を想定している。23年度補正予算が前年を上回って確保されたことや、ラピダスをはじめ半導体関連など国を挙げて取り組む施策に関連する予算付けも追い風に、堅調に推移すると予測した。
道外へのモノやサービスの販売では、インバウンド(訪日客)がコロナ禍前の水準に回復するほか、食料品を中心に国内他地域への販売増加を見込む。一方、半導体工場で使用する高額な製造設備を道外から調達するため、モノの購入額が押し上げられる。このため、財貨・サービスの移出入全体では、マイナス54・4%と大幅なマイナス成長としている。
23年度の実質経済成長率は1・1%と発表。今年8月予測より0・1ポイント下方修正した。
一方、北海道銀行が発表した24年度の実質経済成長率は1・5%で、こちらも4年連続のプラス成長を予測している。
















