苫小牧工業高等専門学校5年の4人が「地域PBL(課題解決型学習)発表交流会」で優秀賞を受賞した。約1年間かけて開発した小中学生向け情報セキュリティー教材の研究成果が「専門知識を必要とせず、分かりやすい」と高く評価された。学生たちは「賞状をもらい、結果を残せてうれしい」と喜んでいる。
同交流会は、大学、高専の学生が地域課題の解決を目指して考案したアイデアや取り組みを教職員や企業などに発表し、意見を交わす年1回の行事。11月上旬に札幌市内で行われ、同高専、函館高専、室蘭工業大学から計6団体が参加した。
受賞したのは高橋爽さん(20)、正岡沙希さん(20)、松田翔太さん(20)、髙木万記さん(20)。工学的知識に加え、ビジネスについても学ぶフロンティアコースに所属する。
研究は道警サイバーセキュリティ対策本部の協力を得て昨年秋ごろに着手。個人情報が含まれる写真をSNSに投稿することの危険性などを伝える教材を作成した。今年6月からは市内の小中学校に出向き、教材を用いた出前授業も行った。
同交流会では、企業関係者ら20人ほどの前で研究成果を発表。B1判のポスターに研究に至った背景や目的のほか、出前授業で子どもたちに出した問題の正答率の棒グラフも掲載。中高生向けの啓発資料やユーチューブの道警公式チャンネル用にアニメを作ったことも紹介した。
受賞について正岡さんは「グラフを見やすく作るのに苦労した」と話し、松田さんは「賞を目標にしていたので、実際に取れてよかった」とほっとした表情を見せた。教材は今後、道警の防犯教室で活用される。
















