苫小牧市美術博物館で17日、古文書解読講座の中級編が行われた。全2回の初回で、市民17人が受講。古文書を読み解くポイントを解説し、十返舎一九作画「東海道中膝栗毛」の小田原宿の一節、五右衛門風呂編を実際に読んだ。
講師を務めた同館の歴史担当、佐藤麻莉学芸員は「古文書とは差出人と受取人が存在するもので、文書には公的と私的文書がある」と説明。古文書(崩し字)解読の心構えとして「まず読めるところから着手し、読めない文字はよく観察し、筆順に沿って書いてみること」と述べた。
平仮名の異体字である変体仮名について紹介後、江戸時代の滑稽本・東海道中膝栗毛の崩し字解読に挑戦。「『春』は変体仮名の『す』」などと丁寧に解説し、「読み進めると、繰り返し同じ文字が出てくる」と助言した。
受講者は声に出してゆっくり読みながら古文書の奥深さ、歴史をひもとく面白さを味わった。
次回は来年1月27日午後1時半~同3時半に開催。参加希望者は電話で申し込む。参加無料。
申し込み、問い合わせは同館 電話0144(35)2550。
















