環境省は、千歳市支笏湖温泉の支笏湖第5駐車場エリアの再整備を完了した。千歳川上流部に面したエリアで、カヌー、カヤックなどの水辺利用が増える中、管理ヤードを新設し、駐車場の一部は緑地化した。来年2月までに管理業者を選定し、同年4月から運用を始める。
同省が推進する国立公園の満喫プロジェクトの一環。近年、ボードの上でパドルをこいで水面を進む「SUP(サップ)」の人気が高まるなど、急増する水辺利用者に対応する。
第5駐車場エリア約9300平方メートルの再整備工事は2022年度から2カ年で、11月末までに完了。総事業費は約3億円に上った。
カヌーなどの道具を一時保管できる約700平方メートルの管理ヤードは、業者などに有料で貸し出す。老朽化した桟橋は建て替え、水辺周辺に放置されていたボートなどは所有者に撤去させた。
約6000平方メートルの駐車場は、4分の3をアスファルト舗装から芝生に変更。乗用車36台分の駐車スペースを確保した上、芝生部をイベントなどに利用しやすくした。障害のある人も水辺まで車で乗り付けられるよう配慮されたレイアウトとなっている。
同省は今後選定する管理業者に、ヤードの利用料金や水辺利用者からの協力金の徴収業務をはじめ、湖畔の清掃などの環境保全、利用者の安全確保などを委託する方針。駐車場の利用料金などは来年1月の管理業者の公募開始までに固める。
同エリアは今月から支笏湖氷濤まつりの会場として貸し出されており、一般開放は来年度からとなる。
同省支笏洞爺国立公園管理事務所の桜庭佑輔所長代理は「水辺の利用が増える中、利用者間でトラブルも起きている。ルールを守って使ってもらえるよう環境を整え、民間に管理をお願いしたい」としている。



















