苫小牧市光洋町の眞和會苫小牧病院が、糖尿病と内分泌疾患の専門外来を設置して半年がたった。道内各種病院で研さんを重ね、日本糖尿病学会、日本内分泌学会の両専門医認定を受けた湯口善成医師が理事長に就任し、7月に新設した。「患者さんが病気と向き合ってくれるようになったときがうれしい。地域医療を支える一員として頑張りたい」と意気込みを新たにしている。
湯口理事長は「困っている人に寄り添う仕事がしたい」と検察官を目指していたが、1977年に開院した義理の叔父が急逝し、医師を雇って長年同院を支えてきた叔母から「継いでほしい」と頼まれ一念発起。「死にものぐるいで勉強」し、帝京大医学部を卒業後、道内の病院で実績を積んだ。
当初は人工透析などに関心を持っていたが、研修で出会った医師の一人から「そこまでいかないようにする医師の存在も大切」と言われた言葉が、糖尿病治療に携わるきっかけとなった。北海道医療センター(札幌市)で糖尿病の権威とされる加藤雅彦医師に学んだほか、滝川市立病院などを経て苫小牧病院の理事長に就いた。
湯口理事長は「東胆振圏には簡単に見積もって12人に1人、約1万5000人の潜在的な患者がいる」といい、外来診療に力を注ぐと同時に、計59床ある病床を活用して急性期から慢性期に移行した患者の長期支援体制も整えていく。糖尿病に合併することが多い橋本病やバセドウ病といった甲状腺疾患にも、内分泌学会の専門医として対応できるのが強みだ。
糖尿病は生活習慣の改善と長期の治療期間を要するだけに「諦めずに病気と向き合い続けられるよう寄り添いたい」と力を込める。 糖尿病内科、甲状腺疾患の外来は月~金曜が午前9時から午後5時まで、土曜は午前9時から正午まで。事前予約を勧めている。予約、問い合わせは同病院 電話0144(72)1201。
















