23日から東京体育館で開催される第76回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ2023)男子に駒大苫小牧が参戦する。21年以来3度目の出場を前に田島範人ヘッドコーチ(HC)は「選手たちが掲げるベスト8の目標に向かって一緒に戦いたい。十分いける可能性はあると思う」と話した。
駒大苫は、11月に小樽市総合体育館で行われた全道大会で圧倒的な強さを見せて優勝し、全国大会の切符をつかんだ。決勝リーグでは、全勝が懸かる東海大札幌戦(ウインターカップ第2代表)で前半は接戦を展開し、後半に突き放して85―63とし、無敗で頂点に駆け上がった。
チーム56人を率いるのは、主将の井上慶邦(3年)とゲームキャプテンの滑川凌空(同)の2人。井上は「練習から積極的に声を出して士気を高めてきた。全員の気持ちを一つにしてベスト8の目標を達成したい」と意気込みを語った。
3点シュートを量産し得点源として活躍する滑川は「チームが劣勢の時に流れを持ってこれるよう、攻守で引っ張っていきたい」と闘志を燃やしている。
DFが強みの駒大苫。ゴール下で輝きを見せるのは、今春ナイジェリアから入部したオラヨリ・マーベラス(1年)。身長203センチを生かしたプレーでシュートブロックやリバウンドなど幅広く活躍している。「駒大苫の環境に引かれて入部した。たくさんの良いメンバーと一緒に目標を達成したい」と話した。
チームは初出場となった20年が初戦、21年は3回戦で敗れている。田島HCは「得点力はあるが、全国の壁は厚い。それでもDFを中心にリバウンドなどの細かいプレーで頑張れば、試合をつくっていけると思う。選手と全力で臨みたい」と語った。
大会には60校が出場。駒大苫小牧は1回戦で広島皆実と対戦する。




















