【ロサンゼルス時事】プロ野球オリックスからポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指し、ドジャースと12年契約を結んだ山本由伸投手(25)が27日、ロサンゼルスにある本拠地ドジャースタジアムで入団記者会見に臨み、「自分の中で本当に勝ちたいという気持ちで、それに一番近いのがドジャースじゃないかと思ったので決断した」と語った。背番号は18。
大リーグ公式サイトなどによると、総額3億2500万ドル(約460億円)の大型契約で、メジャーの投手として年数は史上最長。投打二刀流の大谷翔平選手を除けば、総額でも投手として史上最高の契約になった。6年目と8年目のシーズン後に契約を破棄してフリーエージェント(FA)になる権利を持つ。オリックスには約5060万ドル(約72億円)の譲渡金が支払われる見込み。
契約前の球団フロントとの面談では、ドジャースと10年契約を結んだ大谷選手とも対面した。「日本選手としてだけでなく、メジャーでもトップの選手。大谷さんがドジャースを選んだのも決断の理由の一つ」と説明した。
米大リーグのドジャースと12年契約を結んだ山本由伸投手の入団記者会見での主な一問一答は次の通り。
―ドジャースを選んだ理由は。
勝ちたい、勝ち続けたいというところを(移籍の)優先順位に置いていた。それに一番近いのがドジャースではないかと思ったので決断した。
―契約内容については。
すごく高く評価していただいた。まだこっちでプレーしていないので、これからしっかり活躍して、その期待を裏切らないように全力で頑張りたい。
―ドジャースとの面談の印象は。
選手と話す機会もいただいて、チームの雰囲気も感じ取れた。フロントの皆さんが人として信頼できると感じたし、この先の野球人生も任せられると感じた。
―大谷がドジャースと契約したことはどれくらい影響したか。
大谷さんはメジャーリーグの中でもトップ選手。大谷さんがドジャースを選んだというのは決断の一つの理由にはなった。
―選手としてファンに見てもらいたいところは。
勝つために来たので、全力プレーの姿勢を見ていただきたいと思う。














