新型コロナウイルスの感染症法上位置付けが「5類」に移行してから初の年末年始期間に入った28日、本道の玄関口である新千歳空港や苫小牧港では、帰省や観光を目的にした人たちの移動が本格化している。予約状況は「コロナ前」の水準には達していないが、旅客需要は順調に回復。早くも利用ピークを迎えた航空・フェリー会社もあり、大きな荷物を抱えた家族連れなどが行き交っている。
出迎えの家族と笑顔で再会 新千歳
新千歳空港の国内線ターミナルビルは28日午前、羽田線や関西線など幹線路線の便が到着するたび、観光客や帰省客らで混雑した。インバウンド(訪日客)の利用も目立ち、国際線さながらに各国語が飛び交い、レンタカーやバスなどの窓口には長蛇の列ができた。
大阪府から札幌市の実家に帰省する会社員戸嶋勇太さん(34)は父母の出迎えを受け「年末は妹の子どもと遊んで過ごしたい」と笑顔。旭川市の主婦中瀬よしみさん(60)は名古屋市の息子家族を出迎え、孫の寧々ちゃん(3)は「雪遊びしたい」と喜んでいた。
航空各社の予約状況(22日発表)によると、本道到着の下りピークは、AIRDO(エア・ドゥ)が28日、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)が30日。いずれも28~30日の予約率は85%以上で、旅客需要はおおむね回復。上りのピークは各社1月3日。
大きな荷物持ち続々下船 苫小牧港
苫小牧西港フェリーターミナルも多くの帰省客でごった返した。太平洋フェリーの「いしかり」が28日午前10時45分ごろ、乗客411人、乗用車178台を乗せて仙台港から到着。大きなキャリーケースを手にしたり、リュックサックを肩に掛けたりした家族連れや旅行者らが続々と下船した。
宮城県から札幌市の実家に家族5人で帰省する髙瀨悠莉さん(6)は「クリスマスプレゼントにもらったカメラを使ってみんなと遊びたい」と笑顔を見せていた。
苫小牧港を発着するフェリー4社の予約状況(22日現在)によると、苫小牧着の下りの年内ピークは27~30日、上りピークは連休が分散したこともあって1月2~7日とばらけている。



















