苫小牧市は多様な性の在り方が尊重される社会の実現を目指し、婚姻関係を結べない同性カップルの関係を公的に認めるパートナーシップ制度を紹介するパネル展を市役所で開催している。制度導入から1年たつのを記念し、市が設定した啓発強化期間「にじいろ週間」にちなんだ初の試みで、10日まで。
制度の概要や他自治体との連携状況を紹介するパネルのほか、LGBTQに代表される性的少数者や性的指向、性自認などのすべての人が持つ性の在り方・SOGI(ソジ)を解説する市職員作成のオリジナル漫画なども展示。全国各地の自治体で制度の導入が進んでいることや市役所の中でも特に、多様な性の在り方を尊重する姿勢を表明する「ALLY(アライ)」職員がいることも紹介している。
市民活動センターでもにじいろ週間にちなみ、同様の展示を実施。同センター4階の図書コーナーでは所蔵する関連本も並べている。
市協働・男女平等参画室は「展示会場には、市や道が作成した関連パンフレットなども設置している。皆さんに制度を知り、考えてもらうきっかけになれば」と話す。
同制度は一方または双方が性的少数者のカップルが、婚姻相当の関係にあることを公的に認める仕組み。2023年1月4日に運用を開始し、これまでに7組が制度を利用してパートナーシップを宣誓したという。
宣誓したカップルは市営住宅の入居資格や母子健康手帳の交付、市立病院における病状説明など一部の行政サービスで家族として扱われる。住民票ではカップルの1人を世帯主とし、もう一方の続柄を家族同様の「縁故者」として記すこともできる。
市は同様の制度を持つ道内他自治体と連携協定も結び、協定を結んだ自治体間で転出入する場合、すでに交付された宣誓書受領証などを引き続き使用できる仕組みも整備。連携自治体は札幌市や北見市、旭川市など6市7町に上る。
















