大相撲の横綱照ノ富士が5日、東京都渋谷区の明治神宮で新春恒例の奉納土俵入りを行った。太刀持ちと露払いに、ともに弟弟子の熱海富士と翠富士を従えて不知火型を披露。約2500人の見物客を沸かせた。
新型コロナウイルスの影響で、新年の奉納土俵入りが一般に公開されるのは4年ぶり。力強い四股に合わせ、「よいしょ」と声が上がった。照ノ富士は「体が続く限り、やっていきたい」と決意を新たにした。
腰痛による3場所連続休場からの再起が求められる立場で、「日に日に良くなっている。稽古もできる体になってきた」と復活へ意欲。能登半島地震の被災者に思いをはせ、「土俵に戻って、暗いニュースを振り払えるように相撲を取っていきたい」と述べた。

















