フェリー移動に振り替え相次ぐ 苫小牧港でUターンピーク 地震、羽田事故の影響続く

フェリー移動に振り替え相次ぐ 苫小牧港でUターンピーク 地震、羽田事故の影響続く
フェリーに乗り込む帰省客ら=5日午後、苫小牧西港フェリーターミナル

 北海道の海の玄関口・苫小牧港で、年末年始を故郷や観光地で過ごした人たちのUターンラッシュが続いている。今年は1日に発生した能登半島地震の影響で一部の便が遅延や欠航し、2日以降は羽田空港の航空機衝突事故がUターンラッシュを直撃したことで、航空旅客がフェリー移動に振り替える動きも続々。例年とは異なる動きがフェリーターミナルなどでも広がっている。

 1日午後の能登半島地震では、苫小牧沿岸も津波注意報が発令され、苫小牧港を発着するフェリーも、一部の便で遅れや欠航が発生した。川崎近海汽船(東京)の八戸航路では3日までに計6便を欠航。注意報発令中は沖合で停泊する便も生じ、到着が最大約20時間遅れとなり、4日午前中までダイヤも乱れた。

 さらに2日以降は羽田空港の航空機事故に伴い、新千歳―羽田線の一部欠航が続き、8日まで羽田線が各社満席とあり、フェリーを代替の移動手段にする動きも目立った。商船三井さんふらわあ(東京)の大洗航路は、苫小牧発の上り便で新規予約が急増。2日夜から問い合わせの電話が相次ぎ、新規で3日に約60人、4日に約50人、5日に約100人の予約が入った。

 同社苫小牧支店によると、新規予約は車両を使用しない利用客が多いといい、同支店は「胆振東部地震の時は大洗発の下り便が混乱したが、今回は苫小牧発で混乱が起きている」と分析。上り便の予約状況は昨年12月22日時点で、今月4~7日がピークで客室の約7割が埋まっていたが、新規予約が加わって9割超となる便もある。

 5日午後6時45分発の同社「さんふらわあ ふらの」(1万3816トン)は客室の9割以上となる帰省客ら347人が乗船。乗用車は113台、バイクは2台だった。苫小牧西港フェリーターミナルでは、多くの家族連れやグループでごった返し、フェリー各社の窓口で搭乗手続きを行い、出発するフェリーに次々と乗り込んだ。

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