利用頻度「変わらない」65% 路線再編でアンケート 道南バス

設問 「今後、バス利用はどうなるか」

 道南バス(室蘭市)が4月に予定している苫小牧市内の路線バス再編について、市は昨年10~11月に実施したアンケートの結果をまとめた。路線再編で便数は約1割減る予定の中、回答者の6割以上が再編後の利用頻度について「変わらない」と答えた。また、バス運賃も「妥当」との声が6割弱を占めたが、路線再編に不満の声も上がった。

 アンケートは、バス利用者の意見や要望を把握し、路線再編に市民の声を反映させる目的で実施。市内の公共施設など15カ所とインターネット上で行い、290件の意見が寄せられた。

 再編後のバス利用に対する設問では、「変わらない」が65%(183件)で最も多く、「増える」も21%(58件)。「減る」は14%(40件)にとどまった。理由について「路線や運賃が変わっても移動に変更はない」が63%(160件)を占め、通勤や通学などでバスを必要とする市民の姿が浮き彫りとなった。

 バスの運賃についても「妥当」が58%(161件)と最多。さらに多い順に「高すぎるが利用する」が30%(85件)、「もっと高くても利用する」が9%(24件)で、「高すぎて利用できない」はわずか3%(8件)。同社はアンケート後の昨年12月、初乗り運賃を50円増の200円に、主要区間で最大140円の値上げを行ったが、過半数に容認された格好だ。

 ただ、バス利用の頻度は「ほぼ毎日」が29%(84件)、「週に1~2回程度」が17%(48件)と計4割超だが、「ほとんど利用しない」も16%(44件)と一定数。路線再編に関する自由意見では「循環線の新設はありがたい」と歓迎の声もあったが、「沼ノ端線を廃止にしないで」と具体的に路線維持を求める声や、「乗車を促す取り組みが必要」「高校の通学時間との接続を求める」などの要望も目立った。

 市はアンケート結果を同社に伝え、昨年12月に再編最終案がまとまった。市まちづくり推進課は「多くの意見をいただき、関心の高さを感じた」と感謝し「結果は道南バスと共有しており、安定的な公共交通サービスの確保に努めたい」と強調している。

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