今年の景気見通し 道内「踊り場」局面 「人手不足の解消」トップに 帝国データ

今年の景気見通し 道内「踊り場」局面 「人手不足の解消」トップに 帝国データ

 帝国データバンク札幌支店は、2024年の景気見通しに対する道内企業意識調査結果を発表した。「踊り場」局面と見込む企業が37・9%と4割近くを占めて最多。景気回復に必要な政策(複数回答)では、「人手不足の解消」が前年調査から13・1ポイント上昇した46・9%でトップとなった。

 景気見通しでは、「回復」局面と見込む企業は9・4%。「悪化」局面を見込む企業は22・7%。30%の企業が「分からない」と回答した。

 企業からは「インバウンド(訪日客)復活は良い影響があると思う」(運輸・倉庫)との声が聞かれる一方、「強い業界はさらに強くなり、弱い業界はさらに弱くなる。格差社会がさらに進む」(その他の卸売)と先行きを不安視する声も寄せられている。

 24年の景気に悪影響を及ぼす懸念材料(複数回答)については、「原油・素材価格の上昇」が64・4%で最多。ただ、割合は前年調査(81・2%)から16・8ポイント下降した。一方、「人手不足」が前年から13ポイント上昇して47・3%で2位。これに「為替(円安)」(33・3%)、「物価上昇(インフレ)」(28・7%)が続き、運送業や建設業などで時間外労働時間の上限規制が適用される「2024年問題」(21・7%)が5位に入った。

 今後、景気が回復するための必要な政策では、「人手不足の解消」がトップで、以下、「個人消費の拡大策」(32・1%)、「原材料不足や価格高騰への対策」(31・3%)の順。

 企業からは「人手不足に拍車がかかり、経済活動が停滞する」(メンテナンス・警備・検査)といった声が上がり、今後は「人手不足」に対する政策が最も重視されている。

 調査は昨年11月16~30日に、道内企業1139社を対象に実施。520社から回答を得た(回答率45・7%)。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る